ここ数年で感染者が急増している梅毒。昨年、ついに感染者が5000人を突破したようで…
直腸内が出血しやすいアナルセックスには、特に注意が必要!
かつては死につながる病として恐れられていた梅毒ですが、1928年にペニシリン(抗生物質)が発見されてからは治療可能な病となって、感染者の数も減り、日本では年間に1,000人弱程度で推移してきました。なので、梅毒は、もはや過去の病気とも思われていたのですが、ここ数年で梅毒の感染者数が急増。昨年(2017年)、ついに5000人を突破しました。
というわけで、「梅毒は今、最も警戒すべき性病のひとつ!」と言えるわけですが、梅毒は、性的接触によって粘膜や皮膚の小さな傷から血液を介して感染することが多いので、梅毒を予防するためには、性行為をする際には必ずコンドームを装着することが、必須の条件となります。
特に、アナルセックス(肛門性交)を行うと、直腸内が出血しやすので、“妊娠する心配がないから”などの理由で、コンドームを着けずにアナルセックスを行うことは、まさにご法度! ということになります。
ちなみに、上野クリニックのホームページには、梅毒の対処法として、「梅毒は早期の発見と治療が大前提ですが、遅くとも第二期の症状の間に治療することが絶対条件です。」「治療は数週間から数ヶ月間の抗生物質の服用や注射を用います。」「梅毒はセックスによって感染します。少しでも梅毒の危険性があればセックスは絶対に避けるようにしてください。」といったことが記されています。