クラミジアはナンバーワンの性感染症。日本では最も感染者が多い性病。クラミジアトラコマティスと言われる病原菌によって感染し、感染すると、男性の場合は、排尿時に軽い痛みを感じたり、尿道の痒みや不快感などが生じることがあります。しかしながら、全く症状が出ないことも少なくないため(女性は男性以上に症状が出にくい)、治療をせずに放置されてしまうケースが多く、知らぬ間にパートナーを感染させてしまった…、なんてことも珍しくありません。そういう意味では、かなり怖い病気なのです。
コンドームを着用していても、ディープキスで感染!?
クラミジアは、粘膜を通して感染する性病で、咽頭や膣、尿道などに感染します。挿入を伴う性行為だけでなく、オーラルセックスやアナルセックス、またはキスなどを含めた全ての性行為が、クラミジアに感染する原因になります。クラミジアの原因菌はクラミジアトラコマチスといい、この病原菌は、直径0.3ミクロン程度の細菌の仲間で、膣や子宮、尿道、咽頭などに住み着くため、性行為によって、男性と女性の口と口や口と性器、または性器と性器が直接触れ合うことによって、感染することになるのです。
そんなクラミジアの感染を予防する方法は、性交渉をする際には、きちんとコンドームを着用すること。しかしながら、相手がすでに喉に感染している場合は防ぎようがなく(ディープキスをしなけれな感染する確率は下がりますが)、後は運を天に任せるしかありません。正直、お手上げです。
というわけで、クラミジアを予防するためには、日頃からのチェックが重要になります。できることなら、パートナーと一緒に専門のクリニックで定期的に検査を受け、そこまでする余裕がない場合でも、パートナーが変わった時には検査を受けるようにする。もちろん、行きずりの相手と性交渉を行なったり、風俗で遊んだ場合などは、その都度、きちんと検査を受ける。セックスフレンドが数人いる、なんていう方は、言わずもがなです。
クラミジアは症状が出にくいため、知らぬ間に相手を感染させてしまう危険性が大きい、ある意味、非常に怖い病気。だから、自分の健康だけでなく、大切なパートナーのためにも、定期的な検査を受けるように心がけてください。