HIVに感染したからといって、すぐにエイズを発症するわけではありません。HIVに感染してからエイズを発症するまでには、数年~10年程度の潜伏期間があるからです。なので…
“風邪かインフルエンザだろう”と安易に判断せず、エイズ(HIV)の検査も受けておくことが大切!
エイズ(後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染することによって発症します。しかしながら、HIVに感染してからエイズを発症するまでには、数年~10年程度の潜伏期間があるため、HIVに感染したからといって、すぐにエイズを発症するわけではありません。
HIVに感染すると、まず、HIV(ウイルス)が急激に増加し、発熱やだるさ、喉の痛み、筋肉痛などのインフルエンザによく似た症状が出ます(感染初期)。しかしながら、それらの症状が出ない場合もあり、また、症状が出たとしても、数日~数週間程度で収まるため、そのまま放置されてしまうケースが多くなっており、そうなると、当然ながら、次の段階(前述した無症状期)に進むことになってしまいます。
なので、HIVに感染する可能性がある行為(風俗を含む、パートナー以外の相手との性行為など)をした後に、インフルエンザのような症状が出た場合は、インフルエンザ用の治療だけでなく、念のために、エイズ(HIV)の検査も受けておくことが大切になります(もしHIVに感染していたとしても、早めに治療を始めれば、エイズの発症を抑えることができるため)。
ちなみに、上野クリニックでエイズ(HIV)の検査をしてもらう場合の料金の目安は、検査費が10,000円で、診察費が2,000円であるようです。