トリコモナス症は、肉眼では確認することが難しい、原生生物のトリコモナスが、性器内に侵入することによって発症する性感染症。トリコモナスは、非常に感染力が強いので…
治療をせずに放置してしまうと、不妊症や流産を招くことも!?
トリコモナス症は、性行為によって感染します。ですが、トリコモナスは、非常に感染力が強いため、感染者と同じトイレ(便座)やお風呂を使うことによっても感染することがあります(下着やタオルなどからも)。
なので、大きな注意が必要になるのですが、男性の場合、感染しても症状が出ないことが多いため、知らぬ間に女性にうつしてしまうことが珍しくありません。また、男性の場合、尿道への感染であれば、排尿により原虫(トリコモナス)が洗い流されることも多いようです。
というわけで、トリコモナス症の場合、男性は、自分の身が不調になることよりも、女性(パートナー)や子供(共同生活者)にうつしてしまうことを心配する必要があります。女性の場合も、「外陰部の我慢できないほどの痒み」や「悪臭を放つ泡状のオリモノの増加」といった症状が出ないこともあるのですが、治療せずに放置してしまうと、炎症が卵管まで進み、不妊症や早産(流産)を招くこともあるので、細心の注意が必要になります。
ちなみに、上野クリニックでトリコモナス症の治療をしてもらった場合の料金の目安は、検査費、診察費、薬代が、それぞれ10,000円、2,000円、10,000円(1週間分)であるようです。