包茎は性病ではないので、包茎だからと言って、必ず性病にかかるということはありません。ですが、正常なペニスより性病にかかりやすいことは確かで、十分な注意が必要になります。実際、何もケアをせずに放置しておくと、怖い性病にかかることもあるので…。
亀頭包皮炎、性器ヘルペス、尿路感染症……、怖い病気のリスクがいっぱい
包茎が性病にかかりやすい理由。それは、包茎である場合、亀頭が常に包皮に覆われているため、亀頭と包皮の間に恥垢がたまり、そこに菌が繁殖しやすくなるから。
たとえば、亀頭を包む皮に炎症が起きる亀頭包皮炎。この病気は、亀頭の部分が恥垢によって腫れたり、膿が出たりします。亀頭包皮炎は、ペニスが不潔になることで発症しやすくなる病気として、よく知られています。
また、性器ヘルペスは、包茎の人が大なり小なりもっていると言われており、発症すると亀頭などに水泡のようなものができ、さらに、それが破れてただれたような状態になり、強い痛みを伴うことになります。普段、皮を剥くことができない真性包茎の人などが、手術で包皮を切除してみたらヘルペスにかかっていた…、というケースは珍しくありません。
その他にも、包茎であることでかかりやすくなる病気としては、尿路感染症や尖圭コンジローム、クラミジアなどがあります。
その中には、他の病気を引き起こすものや、自覚症状がほとんどないため、検査して初めて気付くものもあるため、本当に油断はできません。
包茎であったとしも、しっかりと洗浄することで、ペニスを清潔に保つことはできますが、少しでも性病にかかるリスクを低減したいと考えるなら、早めに治療をしてみてもいいのかもしれません。